あなたもすでにご存じかと思いますが、
巷にはFXのツールが沢山溢れかえってますよね。
ツールというのは主にインジケーターやサインツールなどを指しますが、
インジケーターやサインツールというのはチャートに入れて、
トレードの補助をする役割で、サインツールは矢印や音等でエントリーポイントを教えてくれるものを言います。
さて、このツールたちは無料のものから、
有料だと数千円~数万円、たまに数十万円するものまでありますが、
それらを手にしたところでFXで勝てるようになるかというと厳しいんですね。
もしかしたらあなたも、過去にこういったものを購入して、
でも全く勝てるようにならないという経験をしているかもしれません。
日本だけではなく世界中にツールは存在しており、
その数は数万、数十万点ではきかないくらい溢れています。
ではなぜツールでFXで勝ち続けることができないのでしょうか?
なぜツールでFXを攻略できないのか?
理由は簡単で、ツールはあくまでツールだから・・・です。
先ほど言ったように、トレードの補助的役割を担うものでしかなく、
それを全面的に頼ってトレードをするものではないですし、
全面的に頼ってしまう人が多いから、ツールを買っても破綻する人が多いんですね。
では、なぜツールは全面的に信頼できる万能なものではないのでしょう?
インジケーター・サインツールはどういう仕組みなのか?
相場というのは取引量によって値動きが決まってきますね。
それはローソク足としてチャート上に描かれますが、
そのローソク足の動きを色々な指標で可視化したのがインジケーターです。
つまり、ローソク足の値動きを元にして、インジケーターそれぞれの独自の計算方法で、
遅れてチャート上に描画されていくものですので、どう足掻いても遅いのです。
これを遅行指標と言い、インジケーターのほとんどはこのように後付け指標となるわけです。
したがって、後付けの根拠を元に、それを全面的に信頼してトレードをしても勝つことが難しいのです。
先ほど話したようにサインツールは矢印や音などでエントリー個所を教えてくれますが、
これも結局はインジケーターを元に条件を指定して、
「ある条件下でこのインジケーターの数値が〇〇に到達したらサインを発生させる」というものがほとんどですから、
結局は遅行指標を頼りに矢印や音を発生させているので、やはりそれを全面的に信頼してもダメなのです。
そして相場はその時々で表情が変わるものです。
2010年までは有効とされていたインジケーターの数値や使い方が、
それ以降全く通用しなくなったなんて話は幾らでもあります。
つまり、インジケーターもサインツールも、全面的に信頼してはダメで、
あくまで取引をする上での資料、補助的な役割と認識しなければいけません。
基本的にはローソク足のプライスアクションやダウ理論を用いて、
それに加えて視覚的にチャートを判断、理解するために必要であればインジケーターを用いる。
インジケーターやサインツールは決して万能なマシーンではないということですね。
こう考えることで、大切なものが結局何なのかがわかると思います。
そう、結局はLINEの非公開ウェブセミナーでお伝えしたように、
ダウ理論、マルチタイムフレーム、意識されるラインによるチャートリーディングなのです。
この基礎でもあり、そして最大の指標を基にトレードをしていかなければ、
結局のところFXで勝ち残り続けることはできません。
巷で優秀とされているツールに大金をはたいて買ったとしても、
一時的に勝つことはあったとしても、それが一生涯勝ち続けられる魔法のツールであるということはあり得ません。
先ほど話したように、相場というのは常にその表情を変え続けるものであり、
その時々の月や年によって全く異なった動き方をすることが往々にしてあるからです。
遅行指標であるインジケーター、そしてそれをもとに作られたサインツールが、
どのような相場でも万能に働き続けるなんてことは絶対にありえないのです。