私は19歳の頃、ビジネスに熱く燃えていまして、
当時あらゆるビジネスに首を突っ込んでいたのですが、
その中でMLM（ネットワークビジネスとかマルチと呼ばれるビジネス）があるんですが、
その勧誘を地元の先輩から受けて、始めたんですね。
当時あらゆるビジネスに首を突っ込んではいたものの、
そこまで知恵が無い状態やったんで、儲かると言われたものは違法なこと以外は片っ端からやってました。
そもそもネットワークビジネスって20歳以上じゃ無いと出来ないんですが、
嘘の情報を書いたかなんかして無理矢理申し込みましたね。
私はビジネスに熱く燃えていたというのもあったんで、それが世間では印象が悪いものって言う事も全く知らず、
あとになってそれが「宗教みたい」とか「ネズミ講と何が違うん？」みたいに世間が思ってると知りました。
ＭＬＭって要は化粧品とかサプリメントとか何かしら商品があって、
それを人が人に直接宣伝して購入してもらって、そのキックバックを受け取ると。
今で言うサブスク的な感じで入ってもらうんで、その人が辞めん限り永久的にバックが入り続けると。
当時アフィリエイトをやっていた私はこのシステムに関しては別に何も思わず、
「2ティアとか3ティアとか、アフィエイトのリアル版やん」位に考えて取り組んでいましたね。
地元の友人に片っ端から連絡して「一緒に稼ごうや！」みたいなノリでやってましたね。
別にサプリとか全く興味ないんですが、売るために商品の概要を覚えて、
ＭＬＭのシステムを覚えて、友人と会って挨拶もそこそこにひたすらその話をすると。
私は19歳でしたんで、周りも当然同い年くらいの人間が多いですから、
サプリメントとか化粧品が刺さる訳ないんですよ。
皆、健康なんて気を遣うどころかそのくらいの年代って逆に健康に悪いことしかしてませんからね。
なので、勧誘するとしたらビジネス面でのメリットを力説する以外無いと。
しかし、皆ランニングコストを嫌うんですね。毎月2万円とか3万円とか。
そりゃそうですよ、訳の分からん欲しくも無いサプリに2,3万払うって、
普通に考えれば19、20歳でやる方がオカシイくらいの話なんでね。
じゃあ同じようにビジネスに重きを置いて「稼ごうや！」といっても、
私の周りはまだビジネスとかそんなの全然知らないというか興味ない、
今自分の仕事とか学校とかで精一杯の奴らしか居らず、将来どうなりたいあぁなりたいって無いんですよ。
なのでビジネスの方でも全く刺さらんわけですね。
で、ネットワークビジネスでよく聞くのが、「友達を勧誘して嫌われるとか距離置かれる」とか、
私の場合そういったことは幸いありませんでしたが、なんせ連絡しまくりましたね。
仲良い友人はもちろん、全く仲の良くない顔見知りレベルまで、親族にも連絡した記憶があります。
ネットワークビジネスって、結構ミーティングとかが熱心にあって、
アップと呼ばれる自分の直属の人、つまり自分のことをそのビジネスに紹介した人、
又その上の人、その上の人のことを総じてアップというのですが、
そういった人らが毎週ミーティングとかセミナーとか一生懸命やるんですよ。
なんでかって、要は自分の下を教育してバンバン勧誘させないと、
自分の収入が上がっていかないからなんですね。
逆にそうやって意識を高めてバンバン勧誘してバンバン成約すれば、
どんどん組織図が末広がりになっていきますから上はどんどん儲かるんですね。
まぁネットワークの会社によって、この辺りの報酬形態とかが違っているんですが、
おおむねこういった形で上はどんどん美味しくなっていくんです。
だからアホみたいに毎週ミーティングやらセミナーやらやって、
下の人間のモチベーションを上げまくって勧誘させまくると。
アポ取り大会とか訳の分からん大会を開催して、
誰が一番アポを取れるか競争とかやるんですよ。
あの手この手で組織を拡大させるために必死に色々な取り組みをすると。
私ここまで色々言いましたけど、
別にマルチに関しては否定も肯定もしていません。
やりたければやれば良いですし、嫌いなら嫌いで良いと思います。
実際宗教チックになっている会社とかチームを私は見たことがありますし、
強引な方法で悪質に勧誘をしている人も少なくありません。
ちなみに私は今は全くやっていません。
私にはあまり向いてないと判断したためですね。
結局人の商品を紹介するよりも、自分のプロダクトを作って売った方が気合いも入るし儲かるし。
あとはやっぱり向き不向きもあると思いますし、いかにそこに全力でコミットできるかだと思います。
何事もそうですが、どこまで真剣に考えて熱心に取り組めるかで成功するしないが決まります。
結局、私は色々な商材、まぁつまり会社を渡り歩いたんですが、
結局どれも組織を構築できずに諦めました。
マルチの仕組み自体は、会社からすればメチャクチャ良いと思いますね。
だって広告宣伝費を掛けずに、リアルな人が人へ宣伝してくれるんですから、
人件費を成果報酬の後払いで営業マンを雇えるみたいな感じなんで。
自社の商品をリスク無く広めることが出来ますから非常に良い仕組みですね。
結局どの会社も、今はＡＳＰといってアフィリエイトプロバイダーに登録して、
アフィリエイターという営業マンを使ってインターネット上で商品を売ってますから、
リアルでもネットでもマルチ的な販売方法というのは今も昔も存在しています。
以上です、最後までお読みいただきありがとうございました。
